政党名を隠して政策比較してみる(国土交通編)

議論
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 衆議院総選挙が10月31日に控えています。期日前投票は今月20日から始まっていますね。みなさんは各政党の政策をご覧になりましたか?投票する前には政策や公約・マニフェストを確認して、どの政党・候補者に投票するかを吟味しなければなりません。

 しかし、現実問題として選挙は「人気投票」的な傾向が強く、投票する政党・候補者を政策の吟味によって決めようとする者はあまり多くないだろう。そのような意味で、政党のブランドや知名度は政策・公約自体の存在感を薄くしていると言えるだろう(無論、ブランドや知名度もまた選挙における重要な要素ではあるが)。

 ということで、政党名を隠すことによって政策を際立たせてみた。政党のブランドや知名度は一旦脇に置いて、政策だけを考慮して、投票したい政党がどこかを考えてみよう。

 なお、今回政策を掲載するにあたっては、各政党のホームページにある「衆院選公約・政策」や「重点政策」といったものから引用することにした。また、政策の掲載の仕方は政党によって異なるので、以下に掲載した政策の分量には政党間で差がある。この点については理解いただきたい。

※複数項目に当てはまる政策に関しては、本項目に記載がなくても他項目にある場合があります。

A党

  • 重点政策に記載なし

B党

  • 重点政策に記載なし

C党

  • 国鉄から公共交通としての鉄道を引き継いだJRについて、移動の権利保障、安全性や利便性の向上、公共の福祉の観点からチェックし、社会的責任を果たさせる。
  • 交通政策基本法に移動の権利を明記させる。
  • 地域住民、そして高齢者、障がい者、子どもなど、「交通弱者」となりやすい人びとの意見を交通政策に反映させる。

D党

  • 人口減少社会の中でのコンパクトシティ、大都市等の再生等に重点的に取り組み、持続可能で活力ある国土・地域の形成を図ります。また、グリーンインフラ、自然の持つ力を活用した整備を着実に進めることにより、災害に強いまちづくりを進めます。
  • 住まいの安心を確保するために、低所得世帯を対象に家賃を補助する公的な住宅手当を創設します。
  • 自治体への支援を通じて、空き家を借り上げる「みなし公営住宅」を整備します。
  • 各種交通手段がそれぞれの特性に応じて適切に役割を分担し、有機的かつ効率的に連携する中で、国民が自由に選択し円滑に安全に利用できる環境を目指します。
  • エコツーリズム、グリーンツーリズムを推進し、またバリアフリー化に取り組む小規模店舗等への支援などを通じ、持続可能な観光を目指すとともに、日本文化を観光コンテンツとしての活用を通じ、コロナ禍により重要性が高まったマイクロツーリズム市場の拡大を図ります。
  • スリムでしなやかな国土を形成するため、21世紀型社会資本整備、すなわちグリーンインフラの整備を着実に進めるとともに、豊かで多様な社会資本の再生により有効な活用を図ります。また、グリーンインフラを活用することにより市場規模の拡大を図り、グリーン成長を社会の大変革につなげ、関連する分野を我が国の主要な産業へと育成します。
  • 公共建築物の木造建築化を推進するとともに、日本の森林を守り持続可能な林業経営を可能とするため、公共事業における国産材(地元材)の活用を推進します。
  • 海上保安庁などの警戒監視、警備体制を拡充し、領土、領海の守りを固め、国境離島の保全を進めます。

E党

  • 重点政策に記載なし

F党

  • 高齢者など交通弱者の足となる公共交通機関は維持
  • 鉄道は国で守る
  • 乗り合いタクシーへの支援。

G党

  • インフラの老朽化対策、地域の移動を支える地域交通や都市を結ぶ高速交通のネットワークの維持・活性化地域での連携・協働の支援に取り組む。

H党

  • 財やサービスの所有から利用への転換を見越し、ライドシェアや民泊普及の障壁となる規制を撤廃し、シェアリングエコノミーを強力に推進します。
  • 世界的な開発競争が生じている自動運転の国内技術発展を支援し、公道実験の推進等により早期の実用化を図ります。
  • ライドシェアにおける複数の交通サービスをITで統合し、一括して予約・決済する仕組みを導入するなど、 MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)をより一層推進します。
  • 東京メトロの政府保有株式を売却し、東京メトロと都営地下鉄の一元化を早期に実現し、利用者・観光客の利便性向上を実現します。
  • 地方空港を「選択と集中」により整理し、国際ハブ空港の機能を強化し、空港民営化と質の向上を推進します 。

【アンケート】自分に合う政党はどれ?

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