日本の政治についてみなさんとお話ししたいです。現在はコロナ禍の最中ですので、おそらくコロナ禍という状況下の日本政治についての話が多くなるかと思いますが、必ずしも新型コロナに絡めた話じゃなくてもいいです。
というか、今ある問題は社会の構造的な問題であると考えているので、日本社会の構造的な問題についても積極的に話題にしていきたいです。今まで潜在していた構造的な問題がコロナ禍以降に露呈したということもあるだろうと思いますし。
これは「論点を探す」試みです。このトピックで挙げられた論点をこれからの議題にしていきたいなぁと思っています。どんな些細なものでも構わないので(というか、些細なものこそ大事である)、みなさんの「気になること」をどしどし挙げていってほしいです。
-
現在はコロナ禍の最中にあり、現在の日本は非常時にあるとみなすことができます。非常時なので国民も政府も適切に行動することは難しいと思います(というか、適切に行動できたかどうかは未来において評価すべきだが)。
とはいえ、現在の日本政府の言動は一定の基準に則っていないように思います。つまり「行き当たりばったり」のように思えるのです。たしかに、先程も言いましたが、現在の日本は非常事態下にあるので、多少、行き当たりばったりになるのは仕方がないでしょう。
臨機応変に対応しているなら良いのですが、現在の日本政府の言動からは、一貫した行動基準の存在を感じられないのです。
強いて言うならば、現在の日本政府が持っている一貫した行動基準は「非難回避」です。昨今の日本政府の言動は、世論からの非難を回避することに主眼を据えているとも思います。
何らかの政策を発表して、それに世論からの非難・批判が集まったら(俗にいう「炎上」の状態になったら)、政策をすぐさま撤回する。これはある種の民主主義の表れなのかもしれませんが、その非難・批判が理性的や合理的なものであるかも分かりません。世論から発された非難・批判の内容を吟味しているのか?ということは気になっています。
勿論、場合にもよりますが(世論からの非難・批判があっても、炎上しても、頑なに撤回しない政策もあると思います)、「炎上したらとりあえず撤回しとけ」的な考え方が透けて見える政策・言動は多いと思います。
ちなみに、私見では、一度決定した大枠(政治の方向性や基本的な目的・ゴール)は、「今更、変えることのできない」”既定路線”として、いくら批判があっても変えることがないという印象です。その大枠を遵守・貫徹するために基準やルールを恣意的に変化させたりするという印象もあります。
また、自分たちと利害を共にする特定の要人の言動に一致するような言動を、政府は後手後手で採っているような気もします。幹事長や官房長官など政界の要人が言ったこと・行ったこと(たとえそれが失言であったり、非難される行動であったとしても)をなぞるように、擁護するように、政府の見解を変化させる。休業要請・時短営業要請下の政治家の会食の件などの際にそのように感じました。