政党名を隠して政策比較してみる(総括)

議論
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政党名発表

  • A党・・・国民民主党
  • B党・・・日本共産党
  • C党・・・社民党
  • D党・・・立憲民主党
  • E党・・・公明党
  • F党・・・れいわ新撰組
  • G党・・・自由民主党
  • H党・・・日本維新の会

アンケート結果

新型コロナ対策編

  1. B党(日本共産党) ・・・3票
  2. C党(社民党)   ・・・3票
  3. D党(立憲民主党) ・・・2票
  4. F党(れいわ新撰組)・・・1票

社会保障編

  1. A党(国民民主党)・・・1票
  2. D党(立憲民主党)・・・1票

子ども・若者・子育て・教育編

  1. D党(立憲民主党)・・・5票
  2. B党(日本共産党)・・・4票

労働・企業編

  1. B党(日本共産党) ・・・2票
  2. H党(日本維新の会)・・・2票
  3. D党(立憲民主党) ・・・1票

経済・財政・金融編

  1. D党(立憲民主党)・・・2票

多様性編

  1. B党(日本共産党)・・・2票
  2. C党(社民党)・・・1票
  3. D党(立憲民主党)・・・1票
  4. H党(日本維新の会)・・・1票

外交・安全保障編

  1. A党(国民民主党)・・・3票
  2. B党(日本共産党)・・・2票

復興・防災編

  1. D党(立憲民主党)・・・2票

エネルギー・環境編

  1. B党(日本共産党)・・・2票
  2. C党(社民党)  ・・・1票

地方編

  1. D党(立憲民主党) ・・・2票
  2. H党(日本維新の会)・・・1票

行政・政治改革、憲法改正編

  1. D党(立憲民主党) ・・・2票
  2. A党(国民民主党) ・・・1票
  3. F党(れいわ新撰組)・・・1票

農林水産編

  1. D党(立憲民主党)・・・2票

医療・福祉編

  1. H党(日本維新の会)・・・2票
  2. B党(日本共産党) ・・・1票

治安・人権編

  1. C党(社民党)  ・・・1票
  2. D党(立憲民主党)・・・1票
  3. G党(自由民主党)・・・1票

国土交通編

  1. D党(立憲民主党)・・・3票
  2. E党(公明党)  ・・・1票

科学技術・情報編

  1. H党(日本維新の会)・・・2票

全体

  1. D党(立憲民主党)・・・2票

総括

 自民党は議席を減らしましたが261議席を獲得及び単独過半数(233議席以上)を確保し、公明党も32議席を獲得したことで自公連立政権は維持されました。一方、日本維新の会が41議席を獲得するという躍進があり野党は議席を増やしたものの、立憲民主党などが議席を減じたことも影響してか政権交代には及びませんでした。

 しかし、今回の「政党名を隠して政策比較してみる」という企画においては野党勢力に票が集まっていたように見受けられます。ただ、投票数が少なく十分な母集団を得られなかったため、この企画で収集したデータには偏りがあると思われます。あくまで参考程度に結果を確認してください。

 とはいえ、この企画を遂行できたことは意義深いことであると思っています。「どの政党に投票するか」「どの政党を支持するか」について考えるとき、我々はどうしてもブランドや知名度だけに目を向けてしまいます。投票先の政党や支持政党を考えるときにブランドや知名度が大事な指標となることはたしかですが、それだけで判断するのは好ましくありません。やはり政策の内容もしっかり吟味しなければならないのです。この必要性に則った投票を促すためにどうしたら良いか?この疑問が 「政党名を隠して政策比較してみる」という着想につながったのです。この着想に至った時点で意義はあったのでしょうが、意義をより深いものとしてくれたのは、この着想を実体化させてくれた投票者に他なりません。

 この企画において投票という意思表示をしてくださった方々、この企画をご覧になってくれた方々に政策を吟味する機会を少しでも提供できていたのであれば企画者冥利に尽きます。とても嬉しいです。しかし、ギロンバは「政策を吟味して投票する」という心掛けを当たり前のものにしていきたいと思っています。このような心掛けが広く普及してはじめて政治や政策についての議論も深まっていくことでしょう。

 民主主義は所与のものでも無条件に上から与えられるものでもなく、我々一般国民が絶え間なく考えることによって、絶え間なく議論することによって維持していかなければならないものなのです。国民が考えることをやめ議論することをやめてしまうと、加えて、単純なイデオロギー対立や誤った議論が蔓延してしまうと、民主主義は容易に崩れ去ってしまいます。一度失った民主主義はすぐに簡単に取り戻せないでしょう。血と涙と汗をなくして民主主義は取り戻せないでしょう。

 しかし現在、幸いなことに我々は民主主義を享受できています。勿論、民主主義も政治も完璧ではなく欠陥や問題点も多々指摘されていますが、現に我々は投票できているし、自由に発言できている。政治家も我々国民に政策や公約を提示しているし、票を獲得しようとしているし、国民からの人気を得ようとしている。このような現状は貴重で稀有なものです。決して当たり前のものではないのです。失ったら後悔するでしょう。後悔しないためにも我々は考えて議論して投票しなければならないのです。あなたの一票は候補者や政党に投じられているばかりか、民主主義の存続にも投じられているのです。

 

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